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Ethical Wedding Association

一般社団法人エシカルウェディング協会

Ethical Wedding Association
一般社団法人エシカルウェディング協会

エシカルウェディングとは? – What’s Ethical Wedding ? –

Contents
  1. エシカルウェディングとは
    地球と人と社会に優しい結婚式のこと
  2. 普通の結婚式ではダメという意味ではありません
  3. 一人の100歩よりも、100人の一歩 
  4. 自然を守る – Save the Nature –
    1. 地球温暖化に歯止めをかける
    2. 森林を守る
    3. 美しい海を守る
  5. 人を守る – save the People –
    1. 健康を守る
    2. 人権を守る
    3. 貧困に苦しむ人を守る
  6. 社会を守る – save the society –
    1. 地域の景観と経済を守る
    2. 伝統文化と作り手を守る
    3. 動物たちを守る
  7. ゲストにも共感してもらえるコツがあります

エシカルウェディングとは
地球と人と社会に優しい結婚式のこと

エシカルウェディングとは、一言で言うならば、地球と人と社会に優しい結婚式のことです

もう少し具体的にいうと、結婚式を準備する過程や、当日の結婚式の中で、環境にやさしいものを選んだり、フェアトレードのものや障害者支援、地方創生につながるものを選んだり、できるだけ廃棄を少なくする工夫をしたりすることで、自分達だけではなく、多くの人にも幸せになってもらえるように工夫する結婚式のことをいいます。

残念ながら現在の日本の結婚式は、結婚式の裏では大量の食品ロスや、廃棄ロスが生まれてしまいがちです。

日本は、戦後から昭和中期にかけての高度経済成長時代に生まれた、かなり特殊なウェディング文化が今も根強く残っており、「会場」が結婚式のセットプランをもって運営していることがほとんどのため、プランの中に二人にとってはいらないものがあるとわかっていても、排除しづらいビジネスモデルになっていて、廃棄が多く環境負荷の問題が叫ばれてきました。

これについては、ウェディング事業者の間でも、問題視する人は多くいらっしゃり、なんとか解決の糸口をみつけようという動きはあったものの、全国的にビジネスモデルの固定化が進んでしまったため、なかなか業界全体の改善という流れにはならないままに現在に至っています。

一方、2015年9月に国連がSDGsを策定してから、世界中でメディアを通じて積極的な発信がされるようになってきたこともあり、小学校や中学、高校などでもSDGsに関する授業が行われたり、大学でも社会貢献や環境貢献の学部ができたり、企業を中心とした取り組みも多く行われるようになり、その情報に触れる機会が多くなった一般の方からも「地球や社会に貢献したい」と考えて買うものを選ぶようになったという声を聞くことが多くなりました。

コロナで大打撃をうけたウェディングの業界でも、この流れにはなんとかついていかないといけないという認識が広まりつつありますが、まだまだ暗中模索しているところがほとんどという状況です。

そんな中、社会貢献意識の高いZ世代が結婚適齢期になってきて「エシカルウェディング」という言葉も徐々に浸透してきつつあり、その加速度が増しています。

しかし、どういうものが 「エシカルウェディング」なのか、ということについては、まだまだ理解が進んでおらず、漠然としたイメージで、自然の中でやること=アウトドアウェディングのことだと思っているしている方も多いようです。実際「私たちはやりたいけど、親はアウトドアはいやだというので」とおっしゃる方や、「ああ、エシ婚ね、はやってますよね」なんて流行語?と思っておられる方もいて、きちんと整理をして、理解を進めていく必要があると思います。


普通の結婚式ではダメという意味ではありません

では、ふつうの結婚式は エシカルではないから、だめ、ということはありません。

「エシカル」とは、「倫理的」「道徳的」という意味であることは、知っている方も多いでしょう。つまり、人として「徳」となることををすること。法律やルールで決まっていなくても、「自主的に」「良いと思うことを行う」ことが、本来のエシカルなのです。ゲストのために、家族のためにと思いをこめて行う結婚式は、それそのものがすでにエシカルであるということが言えると思います。

それに加えて、もっときちんと自分達の未来につながるよりよいあり方を考えること、それがエシカルウェディングです。せっかく結婚式をするのなら、自分達だけではなく、ひとりでも多くの方を幸せにできることをしたい、と、一つでも二つでも取り入れてくださるだけでも成立します。(そのためのアイディアや選択肢をもっと増やせるように協会として取り組んでまいります!)

一方で、正義感の強い方にありがちなのですが、環境に良いことを突き詰めすぎて、廃棄が多い、とか、ちゃんとできてないじゃないかと批判的な発言や行動をしてしまい、誰かに嫌な思いをさせたり傷つけることになってしまっては、トラブルに発展しかねません。そういう体験をした方にとっては、「エシカル」という言葉すら聞きたくないものになってしまうかも。それはとてももったいないことですね。(実は、著者も苦い体験者のひとりで、エシカル分野の方が怖かった時期があります) 

一人の100歩よりも、100人の一歩 

そもそも完璧を目指すことは不可能なので、ごく一部の人がパーフェクトをめざすより、たくさんの方が、それぞれ、気持ちよくできることを少しずつでもいいから取り組んでいくことの方が、社会的な影響が大きい、のです。「一生に一度の結婚式ごときになにができるのか」といわれたこともありますが、結婚式だからこそできることがある、二人を心から祝福する大切な家族や友人たちだからこそ、一緒に考えるきっかけを作ることだってできる、私たちはそう考えています。

では、具体的にウェディングの現場では何のためにどんなことができるでしょうか?

私たちにできること

自然を守る – Save the Nature –

地球温暖化に歯止めをかける


現在 地球は 人間で言う「熱中症」を患っている状況であることは、なんとなく知っているけれど、あまり具体的な危機感がない、実感がない、という方も多いかもしれません。これについてはまたあらためて別途勉強の機会を設けたいと思いますが、ウェディングでも貢献できることはたくさんあります。では、何ができるのか?といえば「廃棄を減らす」ことが一番わかりやすく、取り組みしやすいことであると思います

一生に一度のことだから、、と使い捨てのものが多くなってしまいがちな結婚式の現場。「永遠」を表す指輪を交換し、終わりのない愛を誓いながら、一過性のものであふれてしまうことに矛盾を感じてくださる方が一人でも増えて、一つでも二つでも「循環する」ものや方法をえらんでいただけたら、お二人にとっては大きな意味のある結婚式になることでしょう。

森林を守る

日本の国土の77%は森林です。森を守るというと、木を植えるのがいい、と単純に思っている方が多いかもしれません、しかし、じつはそれほど単純な話ではありません。安価な木材を海外から輸入する経済が主流で、日本の森林の手入れがゆきとどかず、適度な伐採がされないために、CO2の吸収率が落ち、環境への影響や、土砂災害などの発生など多くの問題を抱えているのです。森林保護につながる木材の使用も、結婚式をきっかけに考えていければと思います。

美しい海を守る

大海に流れ込む多くのゴミやマイクロプラスチックの影響で、人体のホルモンバランスに大きな影響が出てしまうことが学会で発表されてから、たくさんの取り組みがされてきました。それでもまだまだ足りません。結婚式の中でビーチクリーンや、海を守るためのアイテムなどを取り入れることで、海を愛する人たちのみならず、私たちの生活にも直結していることを多くの方に知っていただけたら嬉しいです。


- ACTION IDEA -

残飯をださない食事の提供方法を考える

きちんと衛生面に配慮しながらドギーバッグを取り入れる

アップサイクルのものを使う

できるだけ使い捨てにならないものを選ぶ

梱包をシンプルにする

過度な装飾にせず、資材にもどせるような方法をえらぶ

土に還るものを選ぶ

森や海をきれいににするものをギフトに選ぶ

オンラインを活用してペーパーレスにできるサービスを選ぶ

人を守る – save the People –

人を守るという意味には、いろいろな側面がありますね。少し具体的に見ていきましょう。

健康を守る

結婚式のお料理は健康的な視点から作られているといういよりは、豪華だったり、贅沢だったりすることに価値が置かれていることがほとんどというが現状です。できれば農薬や添加物を使わずに育てられた食材や、栄養があって新鮮な旬の食材で、すこしでもゲストの体に優しいおもてなしができるようにしたいと考える方も増えています。そういった食材は、結果的に自然環境にもやさしい作られ方をしているものなので、環境への貢献にもなります。

人権を守る

昨今ではLGBTQへの理解も少しずつ広がってきて、性別の概念を超えた結婚式も増えてきましたが、まだまだ「新郎新婦」という呼び方が一般的なので、そこに違和感を持っている方も多いのではと思います。また、障害を持つ方にとっても結婚式に出席したり、ましてやご自身がとなると、まだまだ受け入れ態勢が整っていないことも多く、いくつものハードルを乗り越えなければなりません。家庭環境が複雑で結婚式を行うことすらためらうというケースもよく耳にします。ほとんどの場合は、この問題は受け入れ側の体制を整えることが最重要課題となりますが、ご自身が、あるいは家族や友人にそのようなケースがあれば、ぜひ勇気を出して、ご自身のお考えをシェアしていただき、従来の結婚式にとらわれない形をとることはできますか?とお尋ねください。きっとそれに全力でこたえたいと願う人たちがいるはずです。

貧困に苦しむ人を守る

日本国内においても子供の貧困が7人にひとりといわれています。家庭環境のみならず、経済的に苦しくて結婚式どころではないという方もいらっしゃると思います。海外でも発展途上国の貧困問題は、一見、自分達とは縁遠いことのように思いますが、環境負荷の温床になったり、戦争による物価高騰の影響など、見えないようで実は私たちの生活に直接大きな影響を及ぼしているのです。ギフトにフェアトレードのものを選んだり、ご自身が貢献したい団体へ寄付やボランティアの呼びかけもできることの一つです。

- ACTION IDEA - 

地産地消やオーガニックの食事を提供できるレストランやケータリングサービスを選ぶ

接客サービスのきめ細やかな会場をえらぶ

障害を持つ方や、LGBTQの方の支援につながるものを選ぶ

フェアトレードのアイテムを選ぶ

結婚式を通して貢献したいコンテンツを入れてみる

社会を守る – save the society –

結婚式は社会の最小単位であるお二人から始まる人生の物語。だからこそお二人が生きていく地域社会を守っていくことは、社会全体にとっても大きな意味を持ちます。わたしたちひとりひとりが、自治体や事業者の一員でもあるので、結婚式を通して貢献していくことができる重要な分野でもあります。

地域の景観と経済を守る

自分達が生まれ育った故郷を守りたいと思ったことはありますか? きっと多くの人がYESと答えてくれると思います。しかしショッキングなことに、2050年には、全国で744の自治体が消滅する可能性がある危機にあるという発表がありました。人口が減って住む人がいなくなってしまうと、土地が荒れて景観がそこなわれるだけではなく、そこに根付いていた地域文化も失われてしまいます。自分達の故郷で、あるいは心の故郷にしたいところで結婚式をすることで、地域の魅力を伝え、観光や産業の発展に貢献することができるよう、私たちも取り組みをしていきます。

伝統文化と作り手を守る

日本の伝統文化の魅力は、国境を超えて世界の人に認められています。しかし、それを守り伝えていく人がいなければ、それもうしなわれてしまいます。経済的に成り立たなければ、そういう人もいつかはいなくなってしまいます。そのために奮闘してくださっている方がたくさんいるので、魅力を感じるものがあれば、ぜひ、結婚式の中で取り入れていただけたら嬉しいです。協会のメンバーには、金継ぎや、千年の時をこえる奈良の墨を結婚式の中にとりいれる取り組みをしている人もいますので、ぜひ、興味ある方はお問い合わせください

動物たちを守る

アニマルウェルフェアという言葉をご存じでしょうか? ペットが本来の生き方と違う形で強制的に販売されたり、捨てられたりすることについての警鐘とともに、とくに家畜について、命ある存在として衛生的にも、健康的にも、精神的にも、本来のあるべき生涯を全うできるよう大切に育てようという考え方です。現在ほとんどの方がしらないショッキングな現実ですが、鶏のメスは交配しなくても卵を産めるため、オスのひよこは、生まれた途端に大量に殺処分されています。ほかにも、結婚式の料理には欠かせない存在として今も尊ばれているフォアグラについて、その育てられ方の実態を知って心を痛める方も多くいらっしゃいます。化粧品についても動物実験の上で成り立ってきたものもたくさんあります。しかしだからといって私たちは、そこに単純にバツをつけることも、動物と共に生きることや食べることを否定することもできないと考えています。どのようにしていけばいいのか、人に命令されるのではなく、自分自身で知って学んでどうすればいいのかを考えることこそが、大事。人とともに長い年月をかけて私たちに合わせて進化してくれた、その命の意味とその尊さを、私たちは、結婚式を通してこそ、大切に考えてゆけるのではと思っています。

- ACTION IDEA - 

自分達の故郷や、心の故郷にしたい場所で結婚式を行う

伝統文化に貢献できるアイテムを選ぶ

伝統文化を学んで結婚式で披露する

アニマルウェルフェアについて学ぶ

ものがどのようにして流通して経済をうごかしているのかを学ぶ

結婚式を通して貢献したいコンテンツをいれてみる

ゲストにも共感してもらえるコツがあります

ちょっと硬めの難しい話になってしまったかもしれませんね。すべてのことに取り組む必要はありません。完璧を目指す必要もありません。これならできる、そんなアイディアを一つでも二つでも取り入れてみていただけたら嬉しく思います。

もっとエシカルについてウェディングについて学びたい、結婚式で取り入れたいけどゲストの方に理解を得られるかわからない、どんなふうに進めていけばいいの?という方は、どうか一人で悩まず、お気軽にご相談ください

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