内田智則 Tomonori Uchida / Wedding & Anniversary Planner
フリーランスウェディングプランナー&
アニバーサリープランナー
U-style Wedding (ユースタイルウェディング)代表
– 新潟県 妙高市 –
笑顔がやさしくて、あたたかくとても誠実なお人柄の内田さん。それまで積み重ねてきたウェディング業界のキャリアを卒業し、もっと新郎新婦に寄り添った結婚式をプロデュースしたいという熱い思いをもって独立し、フリーランスのウェディングプランナーとなったストーリーは、とてもドラマティック。その思いにはとても感動しました
取材・執筆:Masako Noguchi 2022年12月
人生を変えた運命の結婚式
ーそもそも、ウェディングプランナー になられた経緯を教えてくださいますか?
元々は市役所に勤務する公務員で、まさか自分が、結婚式の仕事にこんなに情熱を燃やすことになろうとは、その頃は夢にも思いませんでした。
ーそうなんですね! それはすごい方向転換ですね。なにかきっかけがあったのですか?
自分の結婚式がきっかけだったんです。式場に妻と二人で説明を聞きに行った日に、たまたまお茶をいれにきてくれた新人の女の子がいて・・
ー担当のプランナーさんではなくて?
はい、きっとまだ入社したばかりで、担当は持てていない立場だったんだと思います。けれど、新人なりに一生懸命で、なにかと気にかけてくれたり話しかけてくれたりしていて、妻ともその子の話題が会話に出てくるようになったくらい。
ーとても素敵な方だったんですね!
そうですね。新人だからこそ、の初々しさや、ウェディングの仕事が楽しくて仕方ないという様子が印象的でした。そして半年くらい経った時に、ブライダルフェアでその女の子が、びっくりするくらいしっかりしていて人として成長した姿を目の当たりにしたんです。
同じ人が、たった半年でこんなふうに成長できる仕事があるんだ!ということにカルチャーショックを受けました。
ーとても興味深いお話ですね!それでそれで?
自分の結婚式は無事に楽しく結ぶことができ、それも良かったんですが、その式場の門を叩いて、ウェディングの仕事をさせてほしいと何度も交渉しました。
ーすごい行動力ですね!
当然、ど素人ですから、門前払いでした。けれど諦めきれなくて、何度もお願いしたり、お手紙書いたりしてたら、あまりのしつこさに根負けしてくれて。ついにそこで仕事をさせてもらえることになったんです。
ーそれはすごいです!つまりご自身が結婚式をされた式場で働くことになったのですね!
はい、徐々に仕事も任せてもらえるようになり、そこからホテルに転職して支配人としてもウェディングどっぷりの生活になりました。
ホテル支配人としての苦悩を乗り越えて
ーそうして、念願かなってウェディングの仕事につき、支配人にまでなられたそうですが、まさに夢を叶えてあらたな人生を歩むことになられたんですね!
そうなんです。しかしその後、仕事をすればするほど、だんだんと自分の中に違和感が生まれてしまったんです。
ーそれはどういうことですか?
ホテルの責任者としては、売上を上げなければいけないのは当然。それはわかるのだけれど、そのために、本来ならばもっとこうしてあげたいと思っても、できない、というジレンマに苦しみました。
ーなるほど。普通なら、そういうものだと割り切ってしまいそうなのに、そこまで思い詰めるなんて、本当に内田さんがピュアで優しいお人柄だということを感じますね。
いやいや、照れますね。でも、もっとお二人に寄り添う形でウェディングを実現したいという思いは日々強くなっていきました。
これから結婚式を迎える新郎新婦にとって、何が一番正しいのか?そして、僕は何が出来るのか? 色々なカップルの色々な意見に触れ、一つの答えに行き着いたのが、フリーのプランナーでした。
僕はとことん、新郎新婦の近くで”寄り添いたい”と思いました。 売上とか業績とか、そんなこと関係なく、一人の人間として、これからの新郎新婦の力になりたいと思いました。 結婚式の形だけにこだわるのではなく、結婚式をする意味を一緒に考える。 今までの常識にとらわられず、”もっと自由に”そして、自分達の気持ちに正直に向き合いながら、”自分達らしい形”を一緒に探していきたいと思いました。 形ではなく、想いを伝える結婚式、ぜひ一緒に創っていきたいんです。
晴れてフリーランスとして独立
ー2022年に晴れて独立されて、早々にプロデュースをされたのですね!
たまたまなんですが、ホテル勤務時代にきっかけがあって僕のことを覚えていてくれたご夫妻が、結婚式をお手伝いしてもらえないかとご相談があって・・
ー内田さんの人徳ですね!
いやぁ。でも本当に嬉しかったし、ああ、結婚式て本当にいいなって思いました。
ーとっても素敵なご夫妻だったんだなぁということが写真からも伝わりますね!
二人のライフパートナーでありたい
ー内田さんの屋号である U-Style Wedding には3つの思いを込めたそうですが?
はい、
一つ目が『あなた』という意味の”YOU”
二つ目が『わたし』という意の”U”(うちだのU)
三つ目が『遊び心』という意味の”遊”
あなたにとっての最高の瞬間を一緒に創り上げていきたい
そして、あなたの人生にとって、楽しい想い出がずっと続きますように・・・という意味です。
僕は、とことんお二人に寄り添い、節目節目の記念日をお祝いできる、アニバーサリープランナーとして一緒に人生を歩んでいきたい。だからこそ、ウェディングという仕事なのではなく、一人の人間として、お二人のライフパートナーとして人生を一緒に楽しんで生きていきたいと、そんな思いを込めました
ーとても素敵ですね!
故郷の妙高市(新潟県)を守るウェディングを
ー初めて内田さんとご縁をいただいたのは、ピアリーさんがきっかけでしたね。野口さんと同じこといってる人がいるって、つないでくださって。
僕が生まれ育った妙高市が、SDGs宣言都市だったので、故郷をまもれるように環境に優しいウェディングアイテムがないかと相談したんです
ー同志が見つかったと思って、とっても嬉しかったです!
ありがとうございます。市をあげて SDGs未来都市 を謳っているので、街を歩けばこのような表示があちこちにあるんですよね。僕ももっと具体的に動きたいなと思っていて
ー妙高市のSDGsなウェディング全面応援したいです!
先日ウェディングのモニターを募集したんですが、6組の応募があってびっくりしました。本当は結婚式をしたいけれど、できなくて困っている方が想像以上にいるのだなと感じました
ー着々と前進されていますね!素晴らしいです!地元の方にとっても、妙高市に魅力を感じて、ここが心の故郷になるような結婚式がしたいという方が増えるよう、協会としてもめちゃくちゃ応援していきますよ!
はい!頑張ります!
ーお話し聞かせてくださってありがとうございました!
お話を聞けば聞くほど、内田さんのおだやかな笑顔の中に、とっても真っ直ぐで美しい思いがおありで、それが内田さんの生きる軸となっておられることに、大変感銘を受けました。
お二人にとって結婚式をした場所が 心の故郷となり、記念日ことに訪れたくなる場所、守りたくなる場所、次の世代にそれをつないでいくようなウェディング、ぜひ一つ一つ実現していただきたいと心から願います。
内田智規さんのWeb site
U-style Wedding
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