フリーランスウェディングプランナー / crossV Wedding (クロスヴィーウェディング)

心と心が響き合うとき生まれるバイブレーションを生み出したい

学生時代に和太鼓や日本民謡を用いた舞台を創っていた翔太郎さん。一つものをみんなで作り上げる時、アイコンタクトで全てが伝わり、心と心が響き合う瞬間があった。あの感動がいつも自分の原点。だからフリーランスとして独立した時、「バイブレーションがクロスする」という意味で 屋号を クロスヴィーウェディング crossV Weddingと名付けたという。
学生時代に話が戻るが、就職活動をしている中で、ウェディングプランナーという仕事があることを知り、すごく面白そう!と、とある専門式場のドアを叩いた。
右も左もわからない中で、少しずつ現場で仕事を覚えていった。そんなある日、初めて式場見学に来た新郎新婦の接客をまかされることになった。
「今思い出しても、冷や汗が出るくらい、ぜんぜんだめだった。。」と当時のことを振り返る。
けれど、一生懸命すぎるそのピュアな姿に心打たれた新郎新婦様からいただいた答えは
「ぜひあなたにお願いしたい。よろしくお願いします」
だった。
その時、ウェディングという仕事の中で、お客様にとって何が大切なのかを肌で感じ、自分の中でなにかが変わった。
僕を信じてくれる人のために自分自身にも正直でありたい
しかし専門式場での現場経験の中、少しずつ生まれてきた違和感。お客様にまっすぐ向き合おうとすればするほど、なかなか思うようにならない現実に戸惑い、自分の目指す方向とブレてしまうことに段々と大きなストレスを感じるようになってしまった。
「僕を信じてくれる新郎新婦のために、自分自身にも正直でありたい」
思いを募らせ、退職。
最初はどのように生きていけばわからない中、同僚だったプランナーがウェディングのプロデュース会社を立ち上げるということで、手伝いにいくことになった。
新郎新婦様のための完全オリジナルスタイル。当日に近づくにつれて、目に見える形になっていく。今まで体験したことのないスタイルに、心が躍った。
「求めていたのは、これかもしれない。」

そこから、試行錯誤しながら、フリーランスウェディングプランナーとしての道を歩み始めた。
知り合いからの依頼で水中フォトウェディングを手がける
昔の仕事仲間や、知り合いの紹介などで、少しずつウェディングのプロデュースの依頼が来るようになっていった。ウェディングの専門学校の講師の仕事も引き受けた。ウェブサイトやインスタグラムの研究をしながら投稿に自分の思いや体験を載せていった。すると知らない人からも反応がくるようになり、そこから依頼が舞い込むようになった。
そんな中、知り合いから「変わった結婚式がしたい」という相談があり、沖縄で水中フォトウェディングをやってみようということになった。


自ら水中カメラを購入し、新郎新婦と一緒になって作り上げ、出来上がった世界は、これまでの結婚式では味わったことのない「別次元」のものだった。
誰もみたことがないウェディングの世界を

お二人にとってそれが一番ベストなのであれば、そこにどんな仕組みがあるのか、ちゃんと正直に伝えた上で、大手のホテルや専門式場でも快くプロデュースを引き受け、全国からの依頼に応えている翔太郎さん。
しかし沖縄の結婚式を手がけるようになった経験の中で、これからは、単に自分たちだけの思い出で終わるのではない、自然や地方創生につながる結婚式のあり方を追求すべきだ、と感じるようになってきたとのこと。
僕はもともと「エシカル」には詳しくないけど、本来あるべきウェディングを追求していけるなら、とエシカルウェディングのメンバーにジョインしてくれた。効率優先の従来のウェディングのあり方とは、真逆の道を進み続けている。いばらの道であることは覚悟した上で、自分を信じて結婚式を任せたいというお二人のためにと奔走する姿は、いさぎよく、本当にかっこいい。
将来は、沖縄と東京の二拠点生活をしながら、ウェディングのみならず、自分の生き方そのものも模索していきたいとのこと。
「いやぁ、まだまだですよ…」
決して偉ぶることがなく、驚くほど謙虚な人柄。けれどだからこそ「自分が目指す理想のあり方」を追求しつづけ、着々とそこに近づいている。
これからまた翔太郎さんを通してどんな結婚式が生まれるのか? 楽しみで仕方ない。
写真提供:和田翔太郎 / 記事執筆:野口雅子
和田翔太郎さんにウェディングを依頼したい、またはご質問、ご相談は下記よりお願いいたします