現役花嫁emiriさんが本音で綴るエッセイ〜”エシカルウェディングDIARY” 連載#01 「ずっと憧れていた結婚式、だけど。」

エシカルライターとしてご活躍のemiriさんがご自身の結婚式までのリアルストーリーをエッセイとしてお寄せくださいました。全世界の悩める花嫁さんにお届けしたい連載シリーズ第一弾です!

写真提供&撮影:emiri

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Emiriさんより

これは、夫と犬と暮らす平凡な20代のプレ花嫁が、結婚式までの道のりを記録したエッセイです。結婚式まで残り約4か月。結婚式を終えた後じゃなく、準備期間の今だから、今しか書けないことが、きっとある。1年前のわたしが読みたかったことが、今なら書ける。そう信じて、準備中の不安や悩み、楽しさもぜんぶ、書き残していきます.

エシカルウェディングに興味のある人はもちろん、今の結婚式に疑問やもやもやを感じてる人に届くことを願って。

「ずっと憧れていた結婚式、だけど。」

写真提供&撮影:emiri

ずっと、結婚式に憧れていた。

キラキラした会場、ウェディングドレス、綺麗な花嫁さん、豪華な料理。自分も結婚したらするのだろうと、漠然と思い込んでいた。

でも実際に大人になり、結婚してみると、やるかどうか迷っている自分がいた。

1日のためだけにかかる高額なお金とたくさんの時間。準備も大変らしいし、夫婦喧嘩も増えるらしい。ゲストに注目されて写真を撮られるのも、想像するとなんだか恥ずかしいし、誓いのキスやケーキ入刀、ファーストバイトなどの演出も、昔は何も考えずに「素敵!」と思っていたはずのことが、なんだか疑問に思えてきたのだ。

さらに気になって結婚式について調べてみると、大量の食事や装飾の廃棄、家父長制や男女格差など、なんだかモヤモヤしてしまう現実を知った。

「地球にやさしい暮らし」の中で生まれた想い

写真提供&撮影:emiri

コロナ禍だったこともあり、しばらくは結婚式をするかを決めきれずにいた。

一方、生活の中では「地球にやさしい暮らし」を始めていた。きっかけは、雑誌で楽しそうにエコな暮らしをしている人を見たこと。

「SDGs」「サステナブル」「エシカル」という言葉は耳にするようになっていたけれど、「難しそう」「意識が高そう」というイメージがあった。でも雑誌の中の人たちはごく自然に、楽しそうにその生活を送っていたのだ。

そこから少しずつ地球にやさしい暮らしを意識するようになり、いろいろなことを知った。海に行くと、砂浜にはたくさんのゴミやマイクロプラスチックが落ちている。普段何気なく使っていたものや食べていたものは、環境問題につながっていたり、人や動物を苦しめたりしている。

何気なくしていたことが、たくさんの問題を引き起こしていたなんて。何も知らなかった自分にがっかりして、恥ずかしくなった。これからは少しずつでも、自分にできることを始めてみよう、と思うようになった。

例えばプラスチック製のものをなるべく買わず、シリコンラップや竹製の歯ブラシを使ったり、生ごみをたい肥化するコンポストを始めたり、お肉を食べないミートフリーマンデーを取り入れたり。

このような人や自然、動物に優しい暮らしのことを「エシカルな暮らし」とも表現する。「エシカル」は「倫理的な」という意味だ。倫理的に考えてより良い選択をするエシカルな暮らしは、想像よりずっと楽しく、心地よいものだった。

そんなエシカルな暮らしが、徐々に私たちの生活に馴染んできた頃。

ある時ふと、こう思った。

「エシカルな結婚式ならやりたいかも」

今までの結婚式のカタチにとらわれない、自由で、人や自然や動物に優しいウェディング。考えるとワクワクした。やりたい、と心から思えた。早速夫にも相談すると、「ふつうの結婚式はやりたくない」と思っていたようで、エシカルウェディングに賛成してくれた。

目立つことや儀式は苦手。でも「心からしたい」と思える結婚式なら

写真提供:emiri / 撮影: きびしゃしん

目立つことは苦手、儀式的なことはあまりやりたくない、ふつうの結婚式はしたくない。それなら、ワクワクする、心から「したい」と思える結婚式をしよう。

そう決意したのが約1年前。

いざ結婚式の準備を始めると、じわじわと不安が押し寄せてきた。探しても情報が少ないことに焦ったり、ゲストに喜んでもらえるか不安になったり、こんな突拍子もないアイデアが実現するのだろうか…と自信をなくしたり。

誰もやったことのないことをやるのは、不安だ。でもこの不安をひとつひとつを乗り越えた向こう側に、きっと自分が最初にワクワクした世界が広がっているはず。

実感したのは「結婚式はふたりの関係をより強くしてくれる」

写真提供:emiri /撮影:きびしゃしん

準備期間も中盤を迎えて思うことは、結婚式準備は夫婦ふたりの関係をより強くしてくれるということ。これは準備を始めてから、実感したことのひとつだ。

たくさんのお金と時間をかけて、ふたりで、時には家族も交えてつくりあげていく大きなイベント。

こんなこと、なかなか経験できない。真剣に話し合う機会が増え、時にはぶつかり喧嘩をすることもある。でも、その貴重な期間をともに過ごした時間が、結婚式のその先の日々を支えてくれる気がしているのだ。

記事作成:エシカルライター さいとうえみり

SDGsマガジン『ソトコト』のwebメディア『ソトコトオンライン』や、名古屋テレビ『おぎやはぎのハピキャン』のwebメディア『ハピキャン』等で執筆中。

web:https://lit.link/slowethical
instagram:@emiri_wd (ウェディング準備アカウント)

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