現役花嫁emiriさんが本音で綴る”エシカルウェディングDIARY” 連載#03
エシカルライターとしてご活躍のemiriさんがご自身の結婚式までのリアルストーリーをエッセイとしてお寄せくださいました。全世界の悩める花嫁さんにお届けしたい連載シリーズ第三弾完結編です!
Emiriさんより
これは、夫と犬と暮らす平凡な20代のプレ花嫁が、結婚式までの道のりを記録したエッセイです。結婚式まで残り約4か月。結婚式を終えた後じゃなく、準備期間の今だから、今しか書けないことが、きっとある。1年前のわたしが読みたかったことが、今なら書ける。そう信じて、準備中の不安や悩み、楽しさもぜんぶ、書き残していきます.
エシカルウェディングに興味のある人はもちろん、今の結婚式に疑問やもやもやを感じてる人に届くことを願って。
エシカルウェディングに大切な会場の選び方
わたしがエシカルウェディングの準備を進める中で大切だと思うことが、会場選びだ。エシカル ウェディングに限らず、やりたいことを実現するためには、自分たちに合った会場を選ぶことが大 事だと思う。
一般的な結婚式場には決まったプランがあることが多く、式場のルールでできること・できないこ とが決まっている。なんとなくで式場を決めてしまうと、やりたいことができなかったり、追加料金 が多くかかったりしてしまうことも……。
今回は、わたしたちがどのように会場を選んだのかを紹介したい。これから会場選びをする人に とって、少しでも参考になりますように。
会場見学の前に決めた、ゆずれないこと
やりたいことを実現するためには、会場見学での質問が大事になる。
ネットに載っている情報だけではわからないことも多いので、あとから「知らなかった!」と後悔し ないために、わたしたちは4つのゆずれないことを決めた。
- 自然を感じられる温かみのある会場である
- 挙式~披露宴まで愛犬と一緒にいられる
- 動物性食材を使わない食事に変更できる
- 自由度が高く、エシカルウェディングができる
実際に会場を探してみると、希望が叶う場所は少なかった。挙式までは愛犬と一緒に居られて も、披露宴の場所には入れなかったり、食事も動物性食材なしで作ることは難しかったり(プラン 外のことなので、当たり前なのだけれど)。
このままだと希望に合う会場が見つからないのでは……と不安になっていた時。
運良く3つ目の会場見学で、すべてのやりたいことが叶う結婚式場に出会うことができた。こんな こと無理かな…?と思うことにもできる限り対応してくれて、今の会場にして本当に良かったと 思っている。
エシカルウェディングを実現するために、確認しておきたいこと
他にも、エシカルウェディングを実現するために、具体的に以下のような質問を準備していった。
【食事】 オーガニック食材や地産食材を使えるか、動物性食材を使わない料理への変更は可能か。どの くらい料金は変わるのか。
【ドレス】 エシカルなドレスを持ち込むために…持ち込み可能か。持ち込み料金はどのくらいかかるのか。
【装飾や引き出物など】 装飾品や引き出物…持ち込み可能か。持ち込み料金はどのくらいかかるのか。 お花…ゲストに持ち帰ってもらうことは可能か。自分たちで持ち帰ることは可能か。その他の廃棄 を減らす工夫について。
あとは会場のスタッフさんとの相性や、難しいこともできる限りの代替案を出してくれそうか、一緒 に話し合って良いものを作り上げていけそうか、という部分も、大事なポイントだと感じた。
エシカルウェディングを叶えてくれた会場との出会い
わたしたちが選んだ会場は、ガーデ ンウェディングができ、すぐ目の前に海が見える場所。アットホームでカジュアルな結婚式をしたい人 にはぴったりだ。
ロケーションも最高なのだけれど、自由度が高いことが決め手になった。
ここで結婚式を挙げた人は、アロハシャツやお揃いのTシャツをみんなで着てい たり、ゲストの愛犬が集合して動物たちも一緒に結婚式を挙げていたりと、とにかく自由。まるで海外のようなウェディングが実現できる事例をみせてもらった。一日一組限定なので、ゆったりと時間を過ごせるのも魅力だった。
会場見学で動物性食材を使わない料理に変更できるか聞いた時、プランにないのにも関わらず、シェフは快くOKしてくれた。
大切な家族である愛犬と、挙式から披露宴まで一緒にいられることも大きな決め手だったし、 ガーデンや披露宴会場から見える海も綺麗で「ここで結婚式を挙げたら素敵だろうな」と心が踊っ た。
そして見学の後すぐに、会場を決定。その後の打合せでも、プランナーさんもシェフも様々な提案 にできる限り応えてくれて、感謝しかない。
エシカルウェディングを叶えるために、後悔しない会場選びを
やりたいことを実現するために大切な会場選び。たくさんの会場があり、どこにするか迷ってしまいそうになるけれど、自分たちのやりたい“芯の部分”を決めておくことで、会場選びがスムーズになる。
そして会場を選んだ後に、途中で諦めたり悩んだりすることがきっと少なくなる。この記事を読んでくれた方にとって、エシカルウェディングを叶えるための会場選びが上手くいきますように。
この記事を書いた人
さいとうえみり – Emiri Saito –
エシカルライター
SDGsマガジン『ソトコト』のwebメディア『ソトコトオンライン』や、名古屋テレビ『おぎやはぎのハピキャン』のwebメディア『ハピキャン』等で執筆中。
web:https://lit.link/slowethical
instagram:@emiri_wd (ウェディング準備アカウント)